そして、バトンは渡された
2019年本屋大賞受賞の本です。
本屋大賞はここ数年読んでいますが、全国書店員が選んだいちばん!売りたい本だけあって、さすが毎回読みやすくて面白いです。
娘が高校生なので、青春の様子に自然と親しみがわきます。
母親が二人、父親が三人いて、生活環境が次々と変わっていく主人公が、
強く優しく育っていく。
学校生活への応援や結婚相手の紹介など、父親の微妙な気持ちがなんとも切ない。
本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。
自分の知らない大きな未来へとバトンを渡すときだ。
娘とバージンロードを一緒に歩くのはいつになるのでしょうか。
娘たちのイベントにほぼ野次馬して、なかなか子離れできていない中、
嬉しくもあり、寂しくもあり、間違いなく泣いてしまうでしょう。
次の本屋大賞も読もうと思います。